半年の学費が600万円!東京大学流MBAの真骨頂 [日記]
実績も何もなく,いきなり,教授陣と大学のブランドだけでこのプライシング。
はっきりいって滅茶苦茶だと思う。
・少数精鋭で議論力を鍛えるというが,学生の質に対するSensitivityが大きすぎる。受けるほうにしてみればリスク大である。
・半年間週2回ということは計48回。つまり,1回あたり,10万円強。 高すぎはしないか。
・MBAの経営理論ではなく,課題設定力の養成? なら,MBAという看板は不要ではないか。
講師陣を見ても,単なる大学教授にしか見えない。
要は,MBAとは何の関係も無く,東大教授陣とのネットワーク,将来の幹部候補間のネットワークを売りつけようとしているだけのように見える。
貴重な毎日の時間 [日記]
最近会社から帰宅してご飯を食べて風呂に入ると,23時。
会社は家から車で15分の距離にあるので,朝8時~夜22時過ぎまで働いていることになる。
寝るのは,0時半。
なので1時間半しか時間が無い。
メールをチェックしてブログを書いたりしているとすぐに1時間くらいたってしまい・・・・
いかんいかんこれでは大物になれん。
計画を立てよう。
貴重な毎日の1時間半を何に充てるべきか・・・
本も読みたい,調べ物もしたい,勉強もしたい,ブログも書きたい,家族とも話したい。
時間だけがどんどん過ぎてしまう。
いまどきの小学校教育 [日記]
日曜日,子供(小2)の参観日に行ってきました。
道徳の授業。
目の見えない人,耳の聞こえない人,車椅子の人の絵と,
その足跡を組み合わせるクイズからスタートした授業。
その後は,子供に目隠しをして歩かせ,教台の上のコップを取らせるゲーム。。
を経て,やっと趣旨が掴めて来た。
「町の中では,身体の不自由な人に対するどんな工夫がありますか?」
と先生が質問すると,何人かの生徒が勢い良く手を挙げた。
「点字ブロック」
「聴導犬」
・・・
僕でも知らない言葉が飛び出す。
こんな見知らぬ言葉が最初に出てきて萎縮してしまった生徒は娘だけではあるまい。
「身障者用の駐車場なんてのもあるよねぇ~。他は知ってる?」
と先生は続ける。
こんなことだから,考える力が育たないんですよ。。
聴導犬っていう言葉を知っているかいないかに境界線を引くような教え方は,
思考停止もいいとこだ。
「身障者用の駐車場は,どう設計すべきか?」
「どんな特徴をもたせ,どこに配置すべきか?」
「盲導犬って普通の犬と違ってどんな訓練がなされてないといけないか?」
「点字ブロックはどっちの方向からでも読めるのか?」
「ビール缶に サケ と点字を書いているのはなぜか?ジュースにはどう書くべきか?」
のような質問をしてもっと考えさせて欲しいもんだ。
「知っている」 = 「すごい」 という図式が醸成されていくと,
思考停止型の知識偏重人間が量産される。
今の会社では,2種類のタイプがいる。
1.人の知らない何かを知っていることで,優位に立とうとするタイプ。
2.とりあえず知っている知識だけから何かを考えようとするタイプ。
前者を狩猟型,後者を農耕型とでも言えばいいだろうか。
知識=価値 を教える方式では,狩猟型の人間に偏ってしまうだろう。
かといって,農耕型もおめでたい。なにせ,世界を知ろうとしないのだから。
両方持ち合わせた人間を育てるか,組織として両方意図的に混在させるか。
ひさびさに出た参観日の感想でした。
東京電力と原発 [日記]
柏崎刈羽原発のすぐ隣にある,とあるメーカに会議のために行って来た。
同行者によれば,前回の会議の時,ちょうど例の地震が起こったとのこと。
原発の方から黒い煙があがっているのを横目に逃げ帰ってきたらしい。
原発推進を国家エネルギー施策として謳っているだけに,事故は,政府関係者には大きなブレーキとなる。原子力なんてやめてしまっていいんだわ,,という世論を煽るようにメディアは騒ぎ立てる一方で,日本の電力供給構造を知らないで原子力反対とは,無責任な発言だ,,,と思っている業界関係者は多いに違いない。この差がいつまでたっても埋まらないのは,教育不足,報道不足,そして消費者の環境意識不足などが原因である。太陽電池や風力発電をエコだ,エコだといってもてはやすが,所詮まだマイノリティーなのである。
東京電力の発電量の内訳(火力,水力,原子力の比)と推移を見てみる。
大体順調なら,原子力は全体の約4割弱の発電量で,残りのほとんどが火力であるが,地震により,いつもの発電バランスからずれてしまっている。
柏崎刈羽の今年度中の復旧は無いとすると,2003年の福島原発停止時とほぼ同様な供給状態となりそうだ。図を見ると,原発が不足した分は火力で補っているようだ。火力といっても,天然ガス焚きと油焚きがあり,ほとんどが,油焚きに比較して,CO2排出の少ない天然ガス焚きになりつつある。ただ,このような非常事態になれば,眠っていた旧型の油焚きをたたき起こして使用している可能性が高い。燃料差だけでなく,旧式であるがゆえに効率低下(=CO2排出量増加),燃料コスト増加となる。
柏崎刈羽原発は,最新の135.6万kW 2基と,110万kW 5基を有する東電最大の原発である。それが全部止まっている。さらに,福島の方も定期点検か何だかで,第一原発は 6基中4基, 第二原発は 4基中2基のステータスが運転中では無いようだ。耐震性の見直しなどが行われているのかもしれない。
とりあえず,現状整理。。(続く)
チュモン [日記]
韓国ドラマ通の知り合いがいる。
最近のお薦めは何ですかと聞いてみると,
「チュモン」 [1]
という返事。高句麗の話だそうだ。
全81話というから驚き。NHKで毎週放送したとしても,丸々2年かかる計算。
韓国が高句麗を舞台にした超大作を作成したことについては,若干政略的な意図を感じる。
中国と韓国の間では,高句麗論争というのがある[2]。
高句麗は,どちらの国の歴史に属するかという争いである。
こんな超大作歴史ドラマをもっているのだから,韓国史に入れろーとはならないだろうが,やはり高句麗は自分たちの歴史なんだという思いから作成したのではないかと。
高句麗の正名である「高麗」 = 「こうらい」 → 「こりあ」 = 「 Korea 」 となるらしい。
高句麗が中国史に帰属するとなると,韓国は国名を変えてしまうかも。。
[1] チュモン http://www.bsfuji.tv/top/pub/chumon.html
[2] Wikipedia, http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%8F%A5%E9%BA%97
勉強会 [日記]
近くの大学で開催される勉強会が再開されるとのこと,で行ってきました。
燃焼と超音速流の研究室。2年くらいのブランクの末,やっと再開。
会社を早めに上がり,車で1時間ほどかけて毎週通うことにします。
教材は,プリンストン大学の名物教授 C. K. Law先生の著書。
この本の中の,Supersonic flow combustion に特化することになった。
最初の方は,超音速流(反応なし,または平衡)に関する基本的事項。
音速とは,いったいどういう物理的意味があるのだろう?衝撃波って何だろう?
ずーっと手付かずでやらなきゃやらなきゃと思いつつはや10年。
どんどんモノにしていくぞー。
パワハラ対応事例1 [日記]
私の場合,今の仕事から離れたくなかった,という制約条件がありました。
1. まずそれに対して反応するか?
金曜日に受け,土日悶々として月曜の朝反応しました。
2. 何を言うか?
相手の行動がパワハラだ,とかひどいというようなことは一切言わない。
自分が,どう感じたか,具体的に述べました。心外で,非常に傷ついた,と。
How to deal with difficult people? という本で紹介されていました。
3. 誰に言うか?
本人に直接言いました。
4. どうやって言うか?
メールを使用しました。しかも,上司の上司にccを入れて。
(bccにしようかと思ったけど,やめました)
5. いつ言うか?
朝一でメールをしておきました。
6. どうなったか?
弁明に来ました。あれは,どういうつもりで,こっちは,どういうつもりで・・・・
非常に後付けで無理がある説明なのですが,一応納得したことにしてあげました。
直接話をしてくれればよかったのに・・・ぶつぶつと言われましたが,
着実に効果を出せて,記録にも残せて,言いたいことを言い切れる。
こういうときメールは役に立ちます。(もちろん直接言えることも必要ですが)
パワハラは,習慣化すると大変ですから。
淡々と書いてますが,相当のエネルギーを使いますね。。。